Hello, World!

ふと思い立って、ブログというものを始めてみた。 これがどんな風に見えているのか、必要な設定がすべてできているのかなど、まったくわからない。 とりあえず、動作確認を兼ねてこの記事を書いている。

今から10年ほど前だろうか、無料のブログサービス上に自分のブログを開設していたことがある。 当時はすでにパソコンをある程度使ってはいたが、Webサービスを自由に使いこなせるほどの技術は、残念ながら持ち合わせていなかった。 なんとかブログを作ることはできたものの、記事を定期的に投稿するのが大変で、当時持っていた携帯電話(ガラケー)で本文を書いていた。 ただ、文字入力だけはいくら練習しても速くならず、毎回2~3行程度の記事を書いていたように思う。

その後、「かしわもちかずとのプライベートサイト」というWebサイトを開設するのだが、そこに「日記」というコンテンツを作った。 というのも、サイトを作るきっかけになった、ある人のサイトのコンテンツに「日記」というのがあり、それまで自分が書いていたブログとはまた違って面白そうな印象を受けたからだ。 そこで、perlのCGIスクリプトを一生懸命設置して「日記」を書き始めた。 些か時代遅れな感は否めないが、2000年代前半に書かれたサイトを日常的に読んでいた中学生は、こういうスタイルが現代でも通用すると思ったのだろう。

こうして念願の「日記」を書き始めたのだが、「毎日投稿する(書けなかった日の分は、後日まとめて書く)」ということが徐々につらくなり、2017年の年末で更新をやめてしまった。 最後の記事である2017年12月31日の日記は、次のような文章で始まる。

かなり久しぶりの日記である。 最近は、ツイッターにいろいろと書いているので、日記の更新を全くしていなかった。 しかし、せめて今日ぐらいは、今年1年を振り返って、ひとつ記事を書こうと思う。

ということで、「日記」として定期的に何かを書くよりも、思いついたときにツイートした方が気楽で、これまでのような窮屈さがなくなるだろうと思ったのだった。

さて、それから5年以上経過した。 この5年間、非常に多くのことをTwitterに書いてきた。 自分のツイートを読み返すことはほとんどないのだが、この間のツイートをすべて集めると、かなりの量になるはずだ。

ただ、Twitterは結局Twitterであり、1つの書き込みは140文字以内に収めなければならない。 複数のツイートに分けることもできるが、10、20と連投するのも微妙だ。 つまり、ある程度まとまった情報を発信する手段としては、Twitterは使いづらいのだ。

さらに、昨今のTwitterの動きに対して、少なからず不満や不安を感じているのも事実だ。 これまで使っていたTwitterクライアントが使用できなくなり、自然とTwitterを触る頻度が減った。 また、今後いつまでTwitterというサービスが使えるのか、ということも、残念ながらよくわからない。 さすがに、サービスそのものが終わってしまうことはないだろうが、ここ最近の動きを見ていると、突然状況が変わる可能性も考慮した方が良いだろう。

そこで、ある程度まとまった情報を書ける場所を確保しつつ、Twitterに依存しすぎない生活を始めてみようと考えるうちに、改めてブログを書こうという気分になったのである。 ちょうどよい具合に、手元で記事を書いて所定の操作をするだけで、簡単にブログを更新できる方法を見つけた。 これならば、新しい記事を書くことも、既存の記事を編集することも、比較的簡単にできる。

内容についてはまだ何も決まっていないのだが、Twitterの延長のような形で、思いつくままに記事を書いていこうと思っている。 主に、

  • コンピューターに関すること
  • アクセシビリティーや視覚障害に関すること
  • 最近考えたり感じたりしたこと

などが中心になるだろうか。 「昨日○○を食べた」というような、日常生活に関する記事は、ほとんど書かないつもりである。